おはようございます。
きのう、上野アメ横に買い出しに行った話を日記に書いたら、
お客様がわざわざ野菜を届けてくださいました。
「三浦大根を知っている?いつも買っている大根とは形が違うでしょう」
わあああ、足首が太い!
「神奈川県の三浦半島が産地なんだよ。でも、足首が太いから収穫が大変なんだ。
スポンと抜くことができないでしょう。
高齢化が進んで、収穫の労力が大変だから、
いまはほとんどが青首大根、舞ちゃんがスーパーで買っている、
足首が細い大根になったんだよ」
へえええ、そうなんだぁ。
お客様は神奈川県にお住まいで、農地を借りて、
ご自身でも野菜を作っていらっしゃるんですって。
そこで採れた山芋も一緒に、リュックサックに入れて持って来てくださったんだ。
本当にありがとうございます。
「この大根はナマスにするといいよ。やわらかくて甘い大根だから、ね」
って言われたんだけど、ナマスって何?ナマズ?魚のこと?
「ほら、大根あと人参を酢で和えた料理がお節に入っているでしょう」
はい、知ってる知ってる。
漢字だと「膾」「鱠」って書く、古代中国発祥の料理のことね。
「羹に懲りて膾を吹く (あつものにこりてなますをふく)」
って中国の古い詩にある膾(なます)のことね。
学校で習ったよ。
意味は「一度失敗したことに懲りて、必要以上に用心してしまう」。
羹…肉や野菜を煮込んだ熱いスープ
膾…生肉を味付けした冷たい食べ物
そう、古代中国のナマスは、生肉や生魚が入った食べ物だったんだって。
だから、この諺(詩)が成立したって習ったんだ。
(この諺の由来はココに詳しく書いてあったよ)
お客様の話を聞いて、なんだか色色勉強になっちゃった。
まだ料理はしていないけど、挑戦してみようかなぁ、「紅白なます」。
もし作れたら、お店に持っていくね。お客様と一緒に食べる、ね。
〔28 December, 2013〕